11月7日福島県いわき市立宮小学校でも〜も〜スクールを開催しました。
全校児童約50名の小さな小学校ですが各学年にスタッフが入り、子牛のふれあい、搾乳体験、酪農のお話、を校庭で体験した後、体育館に移動して全員でバター作りをしました。
私の担当は3年生、子牛のふれあいからスタート。初めは怖くて近寄ることすらできなかった児童も少しずつ触れるようになり、最後には「私も!」と手綱を握っていました。
次に酪農のお話のコーナーでは普段の牛たちのエサを触ったり、においを嗅いだり、「くさ〜い」の言葉が飛び交う中、ビートだけは「甘くていい匂い」と好評でした。
牛の胃袋の話や出産の話を興味深く聞きながら、搾乳体験に移動しました。体験待ちの間、5年生チームからルーメンの話を説明してもらいました。
そして自分たちは何を教えてあげられるかな?と教頭先生に牛の蹄についてクイズを出していました。親牛が、チモシー乾草をブンブンしながら食べるものだから、頭っから草をかぶっていたり、ヨダレでベタベタになっても皆楽しんでいたようです。
最後のバター作り体験は体育館が揺れるんじゃないかしら?と思うほど、みんな必死でボトルを振ってくれました。出来上がったバターの味は「今まで味わったことのない美味しさ」と、感動しながら試食していました。
3年生の教室で机を囲み給食の時間「牛さんといっしょに給食食べたらもっとおいしいのに」と名残り惜しむ児童もいました。 デザートに青森のアビタニアジャージーファームさんのモナカアイスを日向ぼっこしながらいただきました。
宮小学校は昨年9月の豪雨で校舎が浸水し、2ヶ月半復旧作業をしながら隣の中学校などを間借りして授業をされていたと聞きました。
笑顔いっぱいで体験し、牛のあたたかさに触れたこの時間をずっと忘れないで欲しいです。そしてこの貴重な時間を共有できたことに感謝します。
※余談ですが東日本大震災で被災し8年前にこの活動で訪れた久之浜第一小学校でお世話になった先生方が赴任されていてまさかの再会となりました。