私の酪農人生

愛知県知多郡美浜町・冨谷(フカヤ)牧場

私は、朝鮮江原道淮陽郡蘭谷面新坪里第壱巳弐百弐拾五番地という所で、昭和17年1月17日に生まれました。
父が開拓した農場で、母の指示で、父が姉、兄、私、妹を取りあげてくれました。母は産婆(助産婦)でした。
昭和20年には、乳牛20頭、馬、羊、豚、鳥などを飼っていました。
現地の人を使用して搾乳をして、肉はハムなどにしたとの事です。

終戦で、私が2歳8ヶ月に日本に帰ってきてから、又一歩から人生を始め、私も小学校2年生から乳を搾って手伝い、学校へ通いました。
その頃は、和牛の乳を搾ったそうだから、少しの量だったと思います。
それから乳牛を飼って、私の家の日本での酪農が始まりました。
兄弟4人が愛知県立追進営農大学校(現:愛知県立農業大学校)で乳牛など農業全体の事を学び、実習が多くありました。

その後は、酪農一筋、23歳で分家、乳牛5頭からの始まりです。
多頭化の波にのり、無茶苦茶苦しい時もあったけれど、酪農の基本である、土作り、草作り、牛作りを守りずーっと続けてきました。
通年サイレージで、今では4haの二期作でとうもろこしを作り、夏は7月25日頃から、冬は12月にサイロ詰めをしています。
父もしていた様に、羊や鶏も飼っていて、平成8年より、小学校で羊を飼いたいという事で学校とのつながりが出来、今は2校に羊が小学校にいっています。

我が家では、認証牧場になる20年程前から、子供たちや地域の人に牧場体験をさせ、牧場を開放しています。
地域交流牧場全国連絡会で多くの人と出会い、多くの人に出会うのが好きだから、『美浜グリーンツーリズム』と『美浜観光協会の体験王国美浜ランド』の方も酪農体験を受入れているので、忙しいです。

春のわらび取り、竹の子取り、ふき、ウド、セリ、ビワ、プラム、しいたけ、なめこ、ひらたけしめじも菌を植付けています。
きのこは、春と秋の2回収穫が出来ます。
秋は、柿、みかん取り、牧場に遊びに来た人は1日収穫を楽しんでもらっています。
常に出入りしてもらっている人には、5月の連休に、毎年100名ほど、我が家のベランダでバーベキューをして過ごしてもらっています。

現在、パート1人と私と妻との3人で搾乳46頭、育成30頭を世話しています。
平成20年1月17日で66歳の私に、あと何年酪農が出来るかな?糞尿処理に費用はかかっていません。
オガコ、モミわらは、地域の人から無料でもらっています。地域とのつながりがあっての酪農経営です!