皆に元気をもらう

北海道紋別郡・ノースプレインファーム(株)

ノースプレインファームは、1898年、初代が徳島より北海道に入植したことに始まります。
現在の地で本格的に酪農をはじめたのが昭和32年。父の代からになります。
現在、主人で入植してから4代目。初代が海を渡ってから110年が経ちました。

主人が小学生の頃、自分の両親や友達の家で牛乳を搾っているのに、何で学校で飲む牛乳は何百キロも離れたところで作っている牛乳なのか、と言う素朴な疑問を持ったことから、地元で搾った牛乳を地元の人に飲んでもらいたいという思いを持ち続け、昭和63年に牛乳製造と販売の許可を得て、牛乳の宅配を始めました。

現在では、50頭の搾乳牛から絞る生乳を中心に加工し、瓶詰めの牛乳、チーズ、ヨーグルト、ソフトクリーム等の乳加工のほかハンバーグ等の畜肉加工、生キャラメル、プリン等の菓子製造をしております。
これらの製品は、直営のレストラン、直営の店舗で販売するほか全国各地で販売されています。
製造する上で、衛生的に作ることは当然として、自分たちは農業者であり、生産者であると同時に消費者であるということを忘れずにいたいと思っています。

当町では、町内の小・中学校、幼稚園、保育所の子どもたちは、給食の時間には当牧場で搾り瓶詰めにされた牛乳を飲んでくれています。
毎年、夏になると地元の幼稚園の子どもたちが、お泊り会の行事の中で、朝の搾乳にあわせて牧場にやってきます。
始めは鼻をつまみながら恐る恐る牛舎に入ってくる子どもたち。間近に見る牛の大きさにしり込みしながらも、全員が乳房に触れ、手搾りを体験します。
おっぱいって温かいんだーと感じてくれる子ども達に、皆が毎日飲んでいる牛乳は本当は生んだ子牛のために親牛が出していることを話します。
そして、牛は人間の食べることが出来ない物を食べて、人間の食べることが出来る物を生産してくれることを話します。
最初はおっかなびっくりだった子どもたちも、バターを作る頃になるとすっかり雰囲気にもなれ、自分たちが毎日幼稚園の給食で飲んでいる牛乳からできるバター作りに、夢中で取り組んでいます。

地域交流牧場連絡会には、設立当初より加入させてもらっていますが、余り優秀な会員ではありません。
年に何回か顔を合わすたびに、多くの人の元気をもらっているような気がします。
交流牧場にはさまざまな人がいます。
先進的な活動をしている方、趣味の多彩な方、家族をとても大事にしている方、とても魅力的な人たちの集まりだと思います。
私がこの前、何気なく目にし、なるほどと思った言葉です。

「一生懸命やれば知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。何も考えてないと言い訳が出る。」

お互いを認め合い、知恵を出し合える組織でありたいし、個人でありたいと思います。
今後共、皆さんよろしくお願いいたします。